子どもには、将来、問題にぶつかったときに、それを乗り越える手段のひとつとして、本からもヒントを得られる人になってほしい、と思っています。
そのために、本を読む習慣を身に着けてほしい、と思っています。
そこで、1歳半を過ぎた頃から、3歳の今まで、毎日夜寝る前に、絵本を読んでいます。
1冊のときもあれば、3冊のときもあり、子どものリクエストに応えることもあれば、私が読みたい本を読むこともあります。
息子はのりものが大好きなので、のりものの本ばかり読んでいた時期もありましたし、日本昔話を読んだら、息子には早すぎたのか、「怖い」と言われてしまったことも。
でも、いいのです。私としては「本を読むって楽しい!」という気持ちが定着してくれればいいのです。
この寝る前の絵本の読み聞かせで、私がやっているのは、なるべく色々な絵本を読むことと、感想を強要したりしないことです。
絵本の種類を選ばないというのは、日本の絵本も読むし、外国の絵本も読む。昔話も読むし、最近の絵本も読む。白黒の絵本も読めば、カラフルな絵本も読む、という具合です。小さいうちから、色々な世界観に触れてほしいと思うからです。
感想を強要しない、というのは、もちろん読むときに私の率直な感想「かわいいね~」「ここにかえるさんがいるね」などを言ったり、読み終わったあとに「あー面白かった!」などは言うのですが、読んだ後に息子に「どう思った?」などは聞きません。そんなことを聞いたら、すぐ絵本を読むのが苦痛になることはわかっていますからね。
絵本は、読みっぱなし、を心がけています。面白ければ、息子が「もう1回読んで」と持ってきますから。
写真の絵本は、最近読んで「いい本だな~」としみじみ思った本です。
小さい子むけの絵本は、絵やストーリーがほのぼのしていて、特別内容がないものが多い(事物の紹介に終わるというのでしょうか)のですが、これはちゃんと教訓的な内容のオチがついていて、なるほどね~と深く感心してしまいます。
この絵本の教訓は、「ひとりじめをしようとしてはいけないよ、分け合った方が幸せだよ」ということなんですが、大人が読んでもはっとさせられるかもしれません。
この絵本は田舎っぽいというか、どちらかというと粗野な雰囲気ですが、ユーモアもあって、最後のオチのところがとても秀逸だと思います。
こういう絵本に出会えると、本当に満ち足りた気分になります。
息子と一緒にこれからもっとたくさん素敵な絵本に出会えますように。
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