一度食べてみたかった、栗ぎっしりの贅沢なパウンドケーキ
誰しも一生に一度食べてみたい食べ物やスイーツがあるかと思うのですが、私が10年近く前から「いつかは食べてみたい」と憧れていたスイーツを、やっと昨日食べることができました!!
それは、京都 足立音衛門さんの 栗のテリーヌ です。
テリーヌという名称ですが、要は栗がぎっしり入ったパウンドケーキ。
パウンドケーキと言えば、バターたっぷり、お砂糖もたっぷり、洋酒の香りも漂い、おまけに日持ちもして長く楽しめるということで、もともと大好きだった私。
10年ぐらい前、初めて、ネットでパウンドケーキに高級品の栗がこれでもかと入ったこの商品を見て、その見た目と価格に衝撃を受けました。
パウンドケーキは3,000円くらいから3種類の商品展開されていたかと思うのですが、最高級品の栗のテリーヌ「天」は、なんと1万円!!
※現在は1万3,000円です。
す、スゴイ、凄すぎる。
パウンドケーキを1万円で売るなんて、よっぽどパウンドケーキを愛している人が作った究極のパウンドケーキに違いない。。。
夢のようなスイーツ。ぜひとも食べてみたい!!
と憧れを抱くようになったのです。
実食。盆と正月、京都とパリが、手を取り合って口の中でダンスを踊る非日常の味!!
今回、「いつか食べたい」のその「いつか」が現実になったのは、夫が覚えていて、今年のホワイトデーにプレゼントしてくれたからでした。
現在1万3,000円の「天」ではなく、その次に高級な「栗のテリーヌ」ではありますが、それでも1本約6,000円。
10年間も、よく覚えていたね、夫よ。
やはりよほどのインパクトがあったんでしょう。
まず、外装。
外包みからして高級感があり、手に取ってみると、ずしりと重い。
こんなずしりと重いお持たせをいただいたら、心が浮き立つのを止められない!という身のある重たさです。
実際の重量は500g位でしょうか。半分以上が栗とのことです。
最近は「荷物になるから」と贈り物も重いものを避ける傾向にある気がしますが、これはもう重い=豪華という感じ。
年配の方なら「あれ、羊羹が何本も入っているのかしら!?と錯覚してしまうくらいの重たさです(多分💦)
外装フィルムから取りだすと、こんな感じ。
仕上げに吹き付けたという洋酒の香りが立ち上がります。
栗が丸ごと入っているのが、横からでもわかりますね。
早速包丁でカットして断面を見てみると、、、
1本丸ごと買ったときにしかできない贅沢、それは好きな厚さに切り分けること。
音衛門さんのHPでは、1cm幅位のカットの写真が使われていたので、それが標準的厚さかと思うのですが、せっかくなので、
夫のオーダーを受けて、極太の2.5cmくらいでカット。
おぉ、こんな厚さのパウンドケーキが食べられるなんて、まさに贅沢の極み!
そんな夫をうらやましく思いつつも、糖尿病予備軍の私は自制して、1cm幅に。
どんな厚さでカットしても揺るがない、この栗の存在感。
お味の方は、”盆と正月、京都とパリが、手を取り合って口の中でダンスを踊る非日常の味”と表現しましたが、パウンドケーキは洋ですが、栗が和の雰囲気があるので、和洋折衷な感じです(笑)
栗は、和栗、ヨーロッパ栗、アンデス栗と3種類を使い、変化をつけているとのこと。
生地は、国産の発酵バター、讃岐和三盆糖、粟国の塩とこだわり抜いたものを使っているとのことで、非常にキメ細かくしっとりしています。
和三盆を使っているためだと思いますが、甘みはしっかりあるんですが、後をひかず、後口はとても上品だと思います。
ただ、中に入っている栗の甘露煮は常温保存商品に比べて糖度を下げている(栗のテリーヌと栗のテリーヌ「天」の賞味期限は、冷蔵で2週間)とのことでしたが、それでも十分に甘い。
天津甘栗ではなく、甘さ的にはマロングラッセに近いので、高級感、特別感がありお持たせに最適な商品ではありますが、マロングラッセが苦手という人にはおススメできないなぁと思いました。
また、このパウンドケーキよりもさらに高価格帯の栗のテリーヌ「天」は、ラヴィエットバターというミルクの香りとコクが一般の発酵バターに比べて強いものを使っているとのことで、私は結局そっちも食べてみたい!と思ってしまいました。
パウンドケーキ部分にバターのコクを求めるならば、「天」なのかもしれません。
お高いですけど、やっぱりいつかは食べてみたいです。