雑誌「小学一年生」を年間購読した感想。




来春小学校に入学、という、ワクワクとドキドキでいっぱいの、新小学一年生。

そんな子どもたちの保護者の方の中で、子どもの新しい小学校生活に少しでも役に立つ雑誌があれば、読ませてあげたい、とお思いの方もいらっしゃると思います。

私もそう考え、小学館の雑誌「小学一年生」を1年間、息子のために定期購読していました。

先日最終号が届き、息子もこの春には晴れて2年生♪

1年間定期購読した感想をまとめましたのでご参考ください。

4月から1年間定期購読した「小学一年生」

 

本人の雑誌の気に入り度は★★★★

小学一年生は付録がついて税込1000円の月刊誌。

本誌自体に読み応えがないと嫌だなと思っていましたが、子どもの興味をひく企画や広告が多く、次の号が来るまで何回も一人で読んでいる姿を目にしました。

内容は生活習慣や道徳的な啓蒙、クイズ、マンガ(ドラえもん)、料理、工作、伝記マンガなどで、「学習雑誌」とうたっているわりに私が思った以上に娯楽色、エンタメ色が強かったです。

子どもが雑誌の内容を親に話すことも多く、1か月のうちに、ほとんどのページをくまなく読んでいる印象でした。

なので、本人の雑誌の気に入り度は五つ星中の4です。

なぜ「5」ではないかというと、「早く”小学一年生”来ないかな」と言ったことはなかったのと、雑誌が届いたその日にすぐ読むものの、何を置いても真っ先にという感じではなかったからです(笑)

 

付録も気に入っていた、しかし作成は大人の手が必要

小学一年生を講読した理由の一つは、私が付録も魅力に感じたからです。

幼児を卒業したてほやほやの息子には、まだまだ遊べる”立体物”がとても楽しいんじゃないかな、と。

この付録は、基本的に厚紙を組み立てて作るものが多く、細かかったり、組み立て図を見ながら順番を守らないとうまくできない作りになっていて、正直、最後の号まで息子が一人で作れることはありませんでした。

子ども一人で作って遊べるような付録がついているのだろう」と思って購入すると、痛い目にあいます(笑)

親が30分~45分、大人のスキルを持って工作してやっと完成する、というものが多いです。(※中には日光カメラなど工作しなくても良い付録もありますが、手順など小1が本を読んで理解するには難しく、やはり一緒にやらなければいけないです)

でも、出来上がった作品は、「ただの紙からこんな立派なものが出来るなんて!」と感動もの。

小学館の、紙付録を長きに渡って作ってきた歴史を感じます。

このように作るのに大人の手がかかるので、忙しい時に「作って」と言われると困るのですが、

ただ、この大人の手を煩わせる付録にもメリットがありまして、

「ママって器用だね」等子どもに尊敬の眼差しで見てもらえます(笑)

今、親を家政婦やATMだと思わずに純粋に尊敬してもらえるってあまりない気がするので、これは私も嬉しかったです。

また、付録は基本紙ベースなので、捨てるのに躊躇しなくていいというのも利点でした。

プラスチック製品だと、捨てるのに罪悪感を抱いてしまうが、紙だと自然によれてくるし、捨てやすいのです。

ひと月に1回、年間で12個の付録がたまってしまうので、捨てやすいというのは親にとっての大きなアドバンテージだと思います。

定期購読の終わり頃になると子ども一人でも組み立てられるようになってくるが、、、
雑な作りで動かなかったため、結局私が手直しをしている図。

 

感動した企画

毎号掲載されていて、息子がお気に入りだったページが”こんがらがっち いぐらの「とにかく月刊やってみそ!」”というコーナー。

簡単なクイズなどが載っていることが多いんですが、最終号(3月号)は、いぐらに手紙で自分の小学校1年生の1年間を振り返って伝える、という趣旨の内容でした。

黙々と鉛筆で○をつけたり書き込んだりする息子。

そして、「ママ見て~」と持ってきてくれたので見ると、

小学校1年間を終えた気持ち(あっというまだった、ながかった、すごくながかった、のながかったに○をつけている)、クラスの仲の良いともだちの名前、好きな教科(たいいく)、あんまり好きじゃない教科(さんすう)など、読んでいるうちに、

自分の思っていることを文字に書いて伝えられるようになったことに感動したり、小学校生活を息子なりに頑張っていることが伝わってきて、胸が熱くなりました。

放課後から夜寝る前まで、子どもがその日あったことをじっくり聞いているつもりではありましたが、知らないこと(クラスで一番字がきれいな子、いちばんおかわりする子、えが上手な子、せんせいをどうぶつにたとえると何、など)もたくさんあって、新鮮だったし、息子の世界が就学してぐっと広がったことがすごく伝わってきたので、とてもいい企画だなぁ!と思いました。

勉強ページはやらなったけど、いぐらのページは積極的にやっていました!

 

 

 

【結論】講読して良かった。ただし忙しい家庭には付録の存在がストレスかも

1年間、定期購読した結果は、講読して良かったです。

上にきょうだいもなく、事前の小学校情報もほとんどなく就学した息子にとって、この雑誌を読むことで、同じ小学1年生に共感したり、小学生としての自覚がついたり、少しは心強かったんじゃないかなと思います。

息子の役には立てたと思うので、私の評価は○。

ただ、全ての家庭に勧められるかというと、、、

組み立てに時間のかかる付録が、忙しい家庭にはネックになってしまうと思うので、付録を作ってあげられる、大人の心と時間に余裕があるお家にのみ、おススメです。

 

次は「小学8年生」?

かつては各学年あった「小学○年生」ですが、時代の流れで発行部数が落ちて、今は「小学二年生」から「小学六年生」はないとのこと。

代りに全小学生対象の「小学8年生」があるんですが、これは少し低学年で読むのは難しそう、、、

試しに1冊買ってもいいかなと思っていますが、検討中です。