【発達障害】WISCで言語理解が高い息子の特徴




発達障害の知能検査WISC-Ⅳの指標の一つである言語理解。

言語理解が高いってどういうことなの?と思っている方へ、参考までに息子(7歳ADHD傾向)の特長についてまとめてみました。

WISC検査ー7歳息子の場合

前述した通り、学校から指摘を受け、発達相談センターで検査を受けた息子。

WISCという知能検査も行ってもらい、知能の程度も調べてもらいました。

結果は全検査IQが100ちょっと。

平均値が100なので平均よりも少しだけ上である数値が出ました。

しかし、項目ごとの数値はけっこうバラバラ。

WISCの項目は以下の4つです。

言語理解
知覚推理
ワーキングメモリー
処理速度

息子の場合一番高い言語理解が125で、一番低い処理速度が90ちょっとでした。

数値の差が15以上あると、発達障害の疑いがある、と見られています。

開きがあればあるほど、実生活で生きづらさがあるとのことです。

息子の場合30近い差があり、これはかなり開きがあるようです。

言語理解の得点は125で、これはパーセンタイル95で、検査を受けた子より得点の高い子が5%いる、ということだそうです。

言語理解に関しては同年齢の子よりかなり発達が進んでいる、と見てよさそうです。

言語理解(VCI)とは

WISC-Ⅳの言語理解とは、”言語による理解力・推理力・思考力に関する指標”となっています。

類似のものを見分ける力や語彙力、知識などの質問で測られるようです。

この力により、言語によるコミュニケーションをとったり、そこから推論することができると考えられているとのことです。

言語理解(VCI)が高い息子の普段の様子

①”理解力”が高いと感じる

まだあまり言葉が話せない幼児の頃から言葉による意思疎通がしっかりでき、「理解力のある子だな」と思っていました。

言葉を話しはじめたのは1歳を少し過ぎた頃と平均的でしたが、幼児語を卒業するのも早く、幼児にありがちな言い間違いも少なく「こんなに小さいのに随分きれいな言葉使いをするな」という印象がありました。

テレビや本の内容を私に伝えるときも「正しく理解している」と感じていました。

②難しい言葉を使う

息子がしゃべると、それを聞いた周囲から「そんな難しい言葉よく知ってるね~」と言われることが多いです。

特別理屈っぽい話し方をするわけではないし、家族は慣れていて普通になっていますが、ときどき年齢に見合わない難しめの言葉(語句、言い回し)を使っているようです。

現在小学校2年生なのですが、「高学年と話しているみたい」と言われたこともあります(笑)

③読書が好き

やっぱり、というか読書は好きです。

小学校2年生ですが”小学校中学年向き”と表示のある本をフリガナを頼り「〇〇ってどういう意味?」としょっちゅう私に聞きながら読み進めていっています。

読み聞かせは幼児の頃からしていますが、本が好きなのはその習慣からというよりは、言語理解能力の高さゆえではないかと改めて思います。

まとめ

WISCで言語理解が高い数値が出た息子の特長をまとめてみました。

うちの子も同じだ!と思われる方もいらっしゃると思います。

この結果を得て、特性がありながらも、小学校に上がるまで「育てにくさ」をそんなに感じなかったのは、言語理解能力の高さが大きな要因だろうな、と私は思っています。

息子が3歳の頃、私が失敗して愚痴ると幼児ながらに「落ち込まないで」と慰めてくれたり、言葉が通じ、心が通じている実感があったので、「優しい子だな。育児がしやすいな」と思ったことも何度もありました。

この力を生かして幸せな人生を切り開いていけるように、引き続き応援していきたいと思います。

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