私が個人年金保険を10年で解約した理由。




先日、私は34歳から10年間、毎月1万円ずつ支払っていた個人年金保険を解約しました。

もともと、34~60才までの26年間払い続けると、60歳から70歳までの10年間に月3万円の個人年金が受け取れる、という契約内容のものでした。

払い込んだ額のプラス約11%が受け取り総額になる、というものでした。

34歳というと、結婚後、夫婦で初めて自分たちの人生設計や老後のことを真剣に考えた時期で、転職や転居、投資や個人年金保険加入など、自分たちの将来のためになりそうなことをとりあえず手当たり次第にやってみよう、と思い挑戦したのでした。

個人年金保険は、運用成績が芳しくないので当時からあまりおススメはされていませんでしたが、夫婦で非正規雇用で老後が非常に不安だったため、老後の少ない公的年金の足しになればと思い加入しました。

そして、10年後の45歳で解約することに。

解約返戻金は払い込んだ保険料より約6万円少ない金額。

マイナスにはなってしまいますが、この金額は、勉強料だと思っています。

解約した理由は、

1. 解約返戻金をゆる起業をするための当座の生活資金にする

2. 運用のスキルが上がったから

の二つ。

外勤めのパートを辞めて、この春小学生にあがる子どもを見ながら、在宅でできる仕事へシフトするための資金という使い途ができたから、というのが一番大きいです。

このお金があったからこそ、資金的にはあまり不安にならないで、新たなことにチャレンジできるので、結果オーライではありますが、それならただ単に毎月1万円を積み立て貯金していた方が良かったと今になっては思います。

また、別に10年前から積み立てていた投信が大きく増えていることを考えると、10年後というかなり先に使う資金なら、投信に積み立てていれば大分増えていたなぁ、とも。

私が10年前の自分にアドバイスができるとしたら、

「老後よりも、5年後、10年後にあなたは次々やりたいことがでてくるよ。

5年後には妊娠・出産するし、10年後には、会社勤めをやめて、より好きなことを仕事にするようになる。

積極的に投資して、そしてやりたいことができたらドカンとそこにお金を使えば、きっとお金は増えていくと思う。

老後のためにちまちま貯金、保険加入するより、もっと近い将来の自分にお金を使いなさい」

です。

もちろん、今から10年前には戻れないので、少なくともこれからできることは、老後の心配をせず、今できる最大のことを全力でやる!です。

確実に今の方が老後に近づいているのに、こう思えるということは、年をとった方が、時間の重みをひしひしと感じるようになるからですね、きっと。