息子、現在3歳1か月。
イヤイヤ期が落ち着いてきたと思った3か月位前、下記のような毎日で「あれ?あれれ?まったく育児が楽にならない、なんで!?」と思いました。
目次
3歳男児の困った行動
・しばらく前から保育園と家で、着替えを一人でするよう教えているが、いっこうに一人で着替えない(途中から遊びはじめたり、お母さんやって、という)
・食事中、席を立って遊びだす(しかし食事を下げると「まだ食べる!」と怒る)
・食事のとき、おやつや果物を次々要求する
・徒歩通園時、駐車場で遊んだり、他のマンションの敷地に入ったり、寄り道ばかりで、前進しない。
・散歩のとき、走り出し、制止を聞かない
・制止しても水たまりには必ず入る。
・遊びを切り上げられず、お風呂になかなか入らない
・注意したり、行動を促すことを何度言っても全然聞かない
平日は息子と一緒にいられる時間は、朝と夕方以降の限られた時間なのに、こんな感じなので、一時期は息子を怒ってばかり。自分でも自己嫌悪でした。
それで「男の子のしつけに悩んだら読む本(原坂一郎)」を買って読んでみました。元保育士の男性が書いた本で、男の子とはこういうものだ、と解説してくれている本でした。男の子の習性として
・とにかく動くものが好き。だからじっとしていられない
・何でも触って確かめたい、構造や仕組みを確かめたい
・「したい」と思ったらせずにはいられない
etc
と書いてありました。私もなんとなくは知っていましたが、息子に悩まされてから、救いを求めるような気持ちで読んでみると、自分は何も理解していなかったと思いました。女の子(が大きくなった自分)とは、本質的に違うんだなぁと。
同じ事象でも、なぜ、それが起こっているか理解すると、そこまで腹が立たない、というか、「男の子だから、こんな感じなんだ」と思うと、自分の許容範囲がぐっと広がりました。
『2歳後半から4歳はいわゆる「きかん坊」と言われる時期で、5歳になると、男の子はずいぶん落ち着く』という言葉にも勇気をもらいました。
3歳男児育児の心得
そこで、本に書いてある内容を踏まえて、息子と過ごしてみると、それまでよりも全然ストレスがなくなり、息子と私の笑顔も増えました。
私が心がけるようになったことを挙げておきます。
1.着替えなど、自立系のしつけは、まだ手伝ってやる
たとえ保育園の先生から「お着換え、今頑張っているので、お母さんはなるべく手伝わず一人でさせるようにしてください」と言われていたとしても、「ズボンをはいて」と1,2回言って、それでも遊んでいたら、私が手を取って履かせるようようにしています。私は何度も言うと、自分で疲れてくるし、「まだやらない」と怒りも乗っかってくるので、まずは自分が動き、息子を動かして、息子の気持ちを切り替えさせています。まだ3歳なので、言葉だけで動くのはまだ無理、と思うようにしました。
2.命の危険がない限り、行動の規制はしないようにする
散歩のとき、道路に向かって急に駆けだしたり、というのはよくあることですが、叱るのは、車が通っているところを横切ろうとしたときとか、感電しそうなものを触ろうとしたときとか、本当に”危ない”ときだけにしようと心がけています。塀っぽい高いところを登ったり、道に落ちているゴミを拾ったり、母親としてはできればやめてほしい行為ですが、それぐらいは仕方ない。男の子の探求心を存分に生かして伸びやかに成長して欲しいので、小さなことは目をつぶります。
もちろん、他人に迷惑をかけるような行為はしっかりと注意しますが。
3.汚されても当然、と思う
長靴ではなく、スニーカーを履かせてきたから、水たまりには入ってほしくない、だから水たまりで遊ぼうとする子どもに声を荒げて注意したり、腕を強く引っ張って止めたりして、子どもと争いになる。汚されたら、明日別の靴(長靴しかなくても)をはけばいい、そういうスタンスでいれば、子どもも自分も不機嫌になりません。
4.子どもの要求に耳を貸す
大人はどうしても、自分の都合を子どもに押し付けがちです。食事の準備のとき、早くしたいから、テーブルの上のおもちゃを雑に下に置いたり、、、そうすると「今遊んでいたのに(泣)」。子どもが今夢中になっていること、やりたいことをちゃんと認めてあげて、その上で協力をお願いすると、子どもは意外なほどすんなり、こちらの言うことを聞いてくれることがわかってきました。
5.甘えたがるときに、めいっぱい甘えさせる
散歩で広い公園に行くと、どんどん駆けていって、私の目の届かないところまで行ってしまう息子。初めての育児で「子どもからいっときも目を離してはいけない」と肩に力が入っている私は、息子が視界から消えると焦ってしまうけれど、数分後、私を見つけ、一段といい笑顔で駆け寄ってくる。そんなとき、男の子はこんなに小さいうちから自分で冒険に行く力を持っているんだと実感します。
だからこそ、たまに甘えてくるときには「忙しい」と言わずに、思いっきり甘えさせてあげたいと思います。
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