フランス人流10着ワードローブ実践中。




「フランス人は10着しか服を持たない」という本が過去にベストセラーになりましたが、私もかねてから、服は数を減らした方が楽な気がする、と思っていました。

出産後、まだ1歳の子どもを預けて働くことになり、時短のために決意したことのひとつが、服に時間をかけないということでした。私服で働く職場だったため、毎朝コーディネートで悩むのは避けたい。そのために、コートやジャケットなどの羽織もの系は別にして、服はシャツ5着、ズボン(ジーンズ)4着に減らしました。

結果、とても楽になりました。服の数が少なく、どれとどれを合わせても、失敗にはならないワードローブなので、忙しい朝、コーディネートに煩わされる時間がほぼゼロになりました。また、洋服の買い物に行く頻度もぐっと減り、時間的余裕が生まれました。

流行の服とか、もっとたくさんの服を着たい、という、かつての私にあったお洒落欲求。これが、「服をたくさん持ちたい」から「より自分に似合う服だけを着たい」に変わりました。職場にいるたくさんの女性を観察してみると、服をとっかえひっかえ着ているような人は、ときどき「あれ?」と思うような服装をしていることも多いことに気づきました。色々な服を着ているので、「服が好きなんだな」とは思いますが、決してイコール”お洒落な人”という印象にはなりません。やっぱりお洒落な人というのは、服装が本人の個性、また状況になじんでしっくりきている人だと思います。

また、同じ職場に洋服持ちの女性がいると、同じ服ばかり着ている自分を、みすぼらしく思いがちですが、私は「職場で着る服はユニフォーム」と割り切っています。仕事がしやすい、快適な服であることが一番。月曜日と木曜日とか、週に2回、同じ服を着ていっても、自分的にOKとしています。ちゃんと洗っているし、ユニフォームと思えば、全然アリなのです。

服を極力減らして、自分が着ていて落ち着くものだけに絞ると、自分らしい、と感じられる時間も増えました。新しい服を買うたびに、おろしたての服を職場に着ていくと、”服に着られて”いるようで自分だけ浮いているような感覚になることもなくなりました。

以来、今まで2年間、オールシーズン、以下のようなワードローブで過ごしています。

私の現在のワードローブは、

シャツ5枚・・・ベージュ(花柄、とろみ素材)、ピンクベージュ(無地、とろみ素材)、白系(白地にカラフルな小花柄、綿100%)、青系(無地、綿100%)、紺(紺無地に星型ドット、綿100%)

ジーンズ4本・・・ジーンズといっても、職場にも履いていけるきれい目のカラージーンズで、黒、ベージュ、カーキ、グレーの4本。

という感じです。夏はシャツの袖をまくって七分袖、ジーンズも裾をまくって七分丈にし、冬はニットカーディガンを羽織り、ジーンズの下にタイツを履きます。職場など室内は冷暖房があるので、基本的に一年中薄手のシャツにジーンズでいけるんです。

ワードローブ管理で気をつけていること

1.自分に似合うアイテム、テイストを絞る

よくあるファッション誌の「これだけあれば今季OK」みたいなアイテムを揃えない。自分が惚れ込んだ   アイテムだけを持つ。例えば私は自分を一番美しくみせてくれるのはカットソーではなくシャツだと思っているので、シャツを5枚。シャツのテイストは、自分に似合うと思っているスモーキーカラーがメイン。ただ、色合いやテイストの違うものにして(レディ、スポーティなど)自分でも飽きないようにしています。ボトムは、基本的にパンツ派なので、思い切って全てパンツに。スカートだと休日の育児がしにくいというのもあります。

2.仕事用の服と休日用の服を分けない

若い頃は仕事着とデート用の服、なんて私服の中でもTPO別に分けていたけれど、時間のない40代、そんな面倒なことはしたくない! というわけで、仕事をしている日も育児をする休日も、服装は同じにしました。動きやすく、適度にお洒落であればよし、です。

3.小物やスニーカーは濃色と淡色で変化をつける

スカーフやスニーカーなどは、濃色と淡色1色ずつ持っていると、着こなしがぐっと増えたように感じられるので、濃いピンクと淡いブルー、紺と白など、反対色に近いものを持ちます。

4.服を買うときは、この服は誰よりも「自分に似合う」という自信があるときだけ買う

服は少数精鋭でいきたいので、試着をして「この服は、私以上に似合う人は(少なくとも職場には)いない」と確信できたときだけ買うようにしています。まぁ、たまには時間がなくて誰にでも合うような無難なものを買ってしまうこともありますが💦

四季の豊かな日本で、10着ワードローブは無理じゃないだろうか、と思ったこともありましたが、職場の冷暖房がよく効くこともあって、コート類を別にしたら、意外にイケました。時間も、クローゼットの空間も節約になっていいことづくめです(*^-^*)




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