30代でやるべきこと。




現在アラフィフ(47歳)の私。

50歳も射程圏内に入ってきて、人生の短さを感じたり、時には過去の奮闘と挫折に想いを馳せたり。。。

そこで、自分なりに振り返って、30代の人が意識した方がいいと思うこと、やっておくといいと思うことをまとめてみました。

一個人の”30代でやるべき”リストです。

40代は30代とここが違う

私の場合ですが、35歳過ぎぐらいから、老いていく兆候を徐々に感じ始め、人生の残り時間を実感しました。

20代~30代前半までは、フルタイムで働いて残業しても、余暇に費やすエネルギーがたっぷりあったのに、35歳を過ぎると健康ではあるけれど、それまでのような回復力はないし、余剰のエネルギーが全くない。

今までと同じように、働いて、身の回りのことをこなしているだけなのに、なんだか少しずつ前よりもしんどくなってくるのです。

これが老いというものか、と思っています。

そして今は、今より10年後はもっともっとしんどいんだろうなと思っています。

特に、新しいことを調べたり、覚えたりすることに高いハードルを感じはじめています。

今まで知らなかったジャンルの勉強をしたり、技術を習得するということは、たとえ好きであっても大きなエネルギーを要することなんだとあらためて思います。

 

①年をとったときに情熱を注げる仕事につけるようにする

20代、30代を生きるということと、40代以降を生きることは、全く別もののような気がします。

人は、元気いっぱいの体のまま、年をとれるわけではありません。

体に無理が効かなくなり、仕事も趣味も、少しずつできる範囲が狭まっていきます。

興味関心はあっても、体力的に無理だからあきらめなければいけないこともでてきます。

そうなると、「元気があった頃にやっておけばおかった」という後悔が押し寄せます。

年をとるというのは、今までのようには少しずつできなくなっていく現実や、それまで挑戦してこなかったこと、習得できなかったものに対する後悔と折り合いながら生きていくこと。

そして、自分が生きる残り日数が少ないことがわかっているので、人生や仕事に求める優先順位が変わってきます。

20代から30代のうちの仕事は、楽しければどんどん自分が吸収していくことに夢中になるし、楽しくなくてもお金を稼ぐ手段として割り切ったりもできます。40代以降は、せっかく残り少ない自分の時間を費やすのだから、自分が後世へ何かを伝えるとか、残すとか、自分の生きた証を示せるような仕事に、よりやりがいを感じると思います。

もちろん生活費のために仕事を選ばず働くシニアもいると思いますが、若い頃に比べ、仕事内容に対する葛藤というのは大きくなると考えていいと思います。

だから若いうちはアルバイトでもフリーターでもかまわないんだけれど、そのまま中年以降になった場合に、仕事への情熱がなくなって苦痛ばかりになる、という状況が想定されるので、30代のうちに何か手を打っておくべきでしょう。

私はあまり仕事熱心ではなかったので、そこは後悔しています。両立が難しかったからではありますが、もう少し戦略的にキャリアプランを築いてくれば良かったです。

 

②家族はいてもいなくてもいいけれど

自分が結婚したり子どもをもつことに関心がなかったとしても、家族が集まって成り立っている社会で、結婚するメリットや子どもを持つメリットはあるので、後悔しないように自分のスタンスを決めるといいと思います。

私に言えるのは、「自分が死んだら何も残らない(何かを残したい)」という実感が来ることは、割と多くの人にあるのではないかということ。

そう感じたときに、子どもや孫がいることは一縷の希望となることは間違いないと思います。

そして、老後の面倒をみてもらおうとまでは思わないけれど、年とともに機械に疎くなるので操作を教えてもらったり、手術の承諾書とか、老人ホーム入居時の身元保証人とか、そういった面でも頼れる若い身内がいるということは、やはり心強い。

非婚主義でないなら30代のうちに試しに婚活してみるのもいいし、積極的に結婚や子どもを考えられないなら、代わりに年下の親戚と良好な関係を築くということで老後の不安を払拭してもいいのではないかと思います。

生物として、一番エネルギーがあって魅力的な30代までのうちに、多くの人に出会うことで、末永く自分のことを支援してくれる人も、きっと見つかると思います。

 

③”いつか叶えたい夢”は、とりあえず手をつけてみる

誰にでも漠然と”いつかは〇〇がやってみたい”という夢があると思います。

今はお金がないけれど、今は時間がなくて無理だけど、時機が来たら、、、と胸に秘めた想い。

でも、そのいつかって、いつ来るのかなと思います。

多分、勇気を出して日常から飛び出さないと、いつまでもそんな日はやってこない。

夢を温存しておいても、自分が年をとるとともに条件が厳しくなっていくだけ。

いつか海外旅行に行きたい。
いつか海辺に別荘を持ちたい。
いつかパン教室を開きたい。
いつか大きな犬を買いたい。

そのいつかのための小さな一歩を、ぜひ行動力のある30代のうちに踏み出してほしいと思います。

私もいろいろ手をつけてみて、FPの勉強をしたこととか、住み慣れた土地を離れて別の都市で生活したこととか、40代でもすごく役に立ったし、今後もこの経験がずっと生かされるだろうと思います。

仕事がうまくいっていて忙しいと、他のことを同時進行でやるのは本当に難しいと思うんですが、資料を集めるとか、詳しい人に話を聞くとか小さなことでもかまわないので、自分の気になっていることにアプローチし続けて欲しいです。

きっとその経験が、10年後に取り組むときのハードルの低さにつながり、夢がさらに近づくと思います。