今まで仙台に住んだことはないけれど、これから仙台への移住を考えていらっしゃる方。
ずっと仙台より都会で暮らしてきた、また東北の寒さを知らない、といった方は、踏み出すことに躊躇されるでしょう。
秋田生まれ、転勤族で東京や大阪などの大都市での生活経験もありながら、仙台在住20年以上の私がご紹介します!
目次
仙台生活のメリット&デメリット
最初に心しておきたい、仙台生活のリスクです。特に東京といった大都市から来られる方は気候面だけでなく、生活の利便性の違いにも注目です。
デメリット①冬の寒さ
仙台は、東北の中では雪も少なく、格段に住みやすい都市です。
ただ、冬はやっぱり「寒い」です。雪はほとんど降らなくても、道路は凍ります。
道路が凍ったり、雪が固まったりする時期は、スパイクつきのブーツでないと、危なくて歩けません。
スニーカーなんかで歩いた日には、もう笑っちゃうくらい、ツルッツルに滑りまくります。
また厳寒期は、寒風に晒されると、耳がちぎれそうに痛いので、帽子や耳当てが必須です。
冬は気温差によるヒートショックで亡くなるお年寄りの話をよく聞きます。
脅すわけではないのですが、真冬(1~2月)は本当にそれなりに寒いのです。
ただし、心構えと備えがあれば、恐れることはありません!
防寒グッズ(ニット帽とかスパイクつきの靴とか)を準備すること、そして住居を冬の寒さを想定した上で選べば(南向きマンション住まいにする、二重サッシ・床暖の戸建てにするなど)、仙台の冬は快適に過ごせると思います。
デメリット②車がないと、ちょっと不便
仙台は車がないと、少しだけ不自由です。
東京の区内はどこに住んでもちょっと歩くと商店街があると思いますが、仙台は商店街はなく(仙台駅前のアーケードは別として)お店が離れているので、その点が不便と言えば不便です。徒歩圏内(徒歩10分)に生活の全てが揃うというエリアは多分ないでしょう。ただ、私の住んでいる場所のように、自転車圏内(自転車10~15分以内)ならほぼ何でもある、という場所は探せばあります。車があれば、全く問題ないですが、高齢になったときのことを考えると、車がなくても生活できる地域に住みたいですよね。
住む場所を選べば、かなり快適に暮らせると私は思います。
※どのエリアが便利なのかはコチラをご参考ください。→仙台移住するなら、どこに住む?
デメリット③東北人は無愛想でサービス下手
お節介でお世話好きなのが関西人だとすれば、シャイで引っ込み思案なのが東北人。
お店に行っても「売る気ほんとにあるのかな?」と思うくらい淡白な対応で、全く商売っ気なし。
大阪にいたときは、ひとつ聞けば、10ぐらい返ってくるような手厚いサービスをお店でも役所の窓口でも受けられた感覚でしたが、仙台ではひとつ聞くとひとつしか返ってこない・・・💦
もちろん重ねて聞けば聞いたことにはちゃんと答えようとしてくれるんですが、逆に言うと、いちいち聞かないと、教えてくれない、動いてくれないことも。
もちろん心はあったかいんですが、表現は下手です(不器用)。。。
メリット①気候は東京そっくり(3~5度低いだけ)
東京に住んで、改めて思いましたが、季節感、仙台と東京とほぼ同じです。
夏に梅雨が長いところや、冬には晴天が多く雪がほとんど降らないところなどはもちろん、天気予報を見ると日々の晴れ、曇りもほぼ同じ。
違うのは、本当に仙台の方が気温が数度低いだけ。(※ただし、前述のデメリットに書いたように冬は差が大きくなるので注意が必要)
同じ太平洋側気候ということは知っていましたが、こうも似ているのかとびっくりしました。
おかげで夫の転勤で仙台から東京に引っ越したとき、暑いのは暑かったですが、すぐなじめました。
今、仙台に住んでいて全国版のニュースで東京の天気のことを話されても、仙台もほぼ同じなので違和感を感じません。
ファッションも東京の真似をすぐできちゃうメリットがあるのでは(季節感が同じため)。
メリット②食べ物(素材)の美味しさ
私が仙台を愛している一番の理由は、これです。魚介類や牛タン・仙台牛、スイーツ(生ケーキ系)など、美味しい食べ物がたくさんあります。私はお寿司が大好きで、流通がこれだけ発達している今日なので、はっきり言って日本全国どこにいても、デパ地下やスーパーで美味しいお寿司は食べられるんですが、ふらっと市場やお魚やさんに行って、お刺身やお寿司を気軽に買えるというのは、北国の沿岸部に住む者の利点だなぁと思います。
また、私にはお寿司だけでなく、食べ物(素材)全般北の方が美味しい、という独断がありまして、その理由は北の方が広大な自然が残っているからかな、と。また、寒さという厳しさに揉まれて、食材も人間も美味しくなるのでしょうか。。。
メリット③空気がキレイ
大都市に比べると、仙台は澄んだ空気があります。
東京に住んでいたとき、公園も多く自然も思った以上にある印象でしたが、どうしても空気は汚れている感じがしました。皮膚感覚なんですが、べたっとしているというか。。。
東京から仙台に戻ってきたとき、気温が低いということもあるでしょうが、空気が澄んでいて、清涼感があると感じました。
当たり前ですが、田舎に行くほど空気は美味しい!!
メリット④美食に温泉、山形は大人の癒しスポット!?
仙台は東北の中心都市なので、東北各県のレジャースポットの情報も入ってきやすいです。
が、東北の県は大きい(面積が広い)ので、仙台から行くまでにけっこう時間がかかります。
効率的に観光できる関西圏と大違い💦
でも、仙台には山形があるから大丈夫なんです!
電車(仙山線)なら1時間15分~、バス・車でも1時間から行ける隣県山形県。
温泉王国で、銀山温泉、蔵王温泉、かみのやま温泉、天童温泉、赤湯温泉、湯野浜温泉などなど、個性豊かな温泉がたくさんあります。
また、山形のおもてなしと言えば米沢牛に、季節ごとのフルーツ(さくらんぼ、スイカ、ぶどう、ラ・フランスなど)。
仙台の隣県ながら、独自の食文化(芋煮や板そば)や豊かな自然(月山や蔵王など)をアピールするブランディングで大成功しているんです。
お土産の数も豊富で、行くとついつい買い過ぎてしまいます(∀`*ゞ)
利便性は仙台の生活で確保しつつ、週末のんびりしたくなったら、山形の温泉旅館へ。。。
シニアにもおすすめの暮らし方だと思います。
メリット⑤学園都市の活気
仙台は、東北大学ほか、多数の大学などを有しているため、若者の比率が多く、街に活気があります
学生が多いため、家賃も安い物件は多いですし、ファストファッションやファストフードが多く、それらをうまく利用すれば安く生活することもできると思います。
過疎化が進む地方の中で、仙台はまだ人口が増えている街です。
地下鉄に乗ると学生さんが多くて、40過ぎのおばさんには、ファッションや流行の参考になります。
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