「小1の壁」でパートを辞めた後の話。次の「壁」は? いつから仕事を再開する?

「小1の壁」個人面談




小1の壁でパートを辞めたその後どうなった?

小1の壁でパートを辞めるという選択をして(小1の壁でパートを辞めて良かった10のこと。)、約2年経ちました。入学から約2年経った現在も、辞めて良かったという想いは全く変りません。ですが、それから2年の間にそれなりに色々あったので、改めて現在の心境をまとめてみたいと思います。

入学に合わせて仕事を辞めたら、どういう生活になるのかな?
また働きたくならないか?

といった疑問にも私のケースで答えていきたいと思います。ご参考ください!

まず、入学後に我が家に訪れた出来事を下にまとめました。

入学後から今までの展開

息子のADHD特性が判明(小1・3月)
     
学校に配慮の必要性を伝える(小1・3月~現在)
     
パート時代よりイイ仕事ができて、母の自己肯定感が上がる(現在)

息子のADHD特性が判明

小1のクラスの個人面談で、担任から「授業中座っていられない」「友達とのトラブルが多い」と指摘を受けました。
そのため発達相談支援センターに検査を申込んだところ、ADHD特性があることが判明。
さぁ大変!ここからが我が家の「小1の壁」です!

学校に配慮の必要性を伝える

支援センターでもらった配布用の資料と自作の資料を持って、学校に配慮をお願いに行きました。その後も、学校における発達障害児への支援に関する本を何冊も読み、面談のたびに特性への理解と配慮を求め続けました。

パート時代よりイイ仕事ができて、母の自己肯定感が上がる

その後息子は2年生に上がり、学校は息子についてかなり寄り添った対応をしてくれるようになりました。初めは息子の扱いに困り、別室に隔離することも多かった学校ですが、少しずつ適切な個別配慮をしてもらえるようになり、今ではほとんど学級で過ごしています。
そして私も、パートで誰にでもできる仕事をしていた頃よりも、確実に自己肯定感が上がりました。

以下のことに興味深く取り組んで、一定の成果を出すことができたからです。

〇学校に発達障害への理解を促し、起こっている問題の解決策を一緒に考える

〇子どものやる気を高める方法を探り、試す

何が本質的な問題か探るのが好きだったり、相手にどう言えば響くか?を突き詰めて考えることが好きな人は、やりがいを感じると思います。

もちろん、そういうのはちょっと苦手という人は、発達相談支援センターや放課後等デイサービス、家庭教師などに間に入ってもらって、サポートしてもらうこともできます。

「小1の壁」の後の2年、どう過ごしていた?

「小1の壁」でパートを辞めた後、その後の約2年間私が何をしていたかということを下にまとめました。

私が2年の間に主にやったこと

【学校関係】
・個人面談(年3~4回)
・PTA委員

・児童発達支援センターや放デイ担当者とのやりとり(年1~2回)

【自分関係】
・児童発達支援士資格取得
・ブログ記事執筆、メンテナンス
・ホットクック導入、レシピ開拓

やはり一番骨が折れたのは、学校の個人面談です。

また、息子のフォローや学校対応は、精神的にストレスが溜まる部分もあり、息抜きがしっかりできるように気をつけていました。ママ友とお茶をしたり、映画館に行ったり、家にいても好きな動画を見たり音楽を聴いたり積極的に気分転換をするよう心がけていました。

また、息子が学校に慣れてくると私の時間も増えてきて、以前から続けていたブログの記事執筆により多くの時間が割けるようになったり、前から興味のあった自動調理鍋ホットクックをレンタルして使ってみるなど、個人的にやりたかったことも色々とできました。

子どもに発達障害の特性がなかったら働き続けていた?

もし子どもに発達障害の特性がなかったら働き続けていたか? 答えは微妙です。息子の周りの定型発達児をみても、小学校の学習進度の早さや人間関係の問題はかなり大変そうに見えるからです。小学生の場合、どんな子でも家庭において学習のフォローは必要です。また保育園や幼稚園時代に比べ先生の介入が減る分、人間関係において悩む子が増えると思います。

低学年の頃から勉強と人間関係のつまずきが深刻化しないように支援したり、子どもの自己肯定感を育てていくことの大切さについては、ひしひしと感じています。

 

「小1の壁」の後の「壁」も恐ろしい?

「小1の壁」を過ぎると、うっすら見えてくるのが次なる壁。心構えがあるのとないのでは大違い⁉ この先に待ち受ける壁についてもまとめてみました。

自己肯定感が鍵?「小4の壁」

9歳の壁、10歳の壁とも言う。次のようなつまずきを経験する子どもが増えてくるということ。

・客観的に自分をみるようになり、人と比べて落ち込むようになる
・授業に抽象的な内容が増え、わからないと感じることが増える

 

いじめや不登校も本格化⁉「中1の壁」

小学校から中学校へは大きく環境が変化するため、環境に順応できなくなること。

・学校の制度(教科担任制など)が変わったり、他の小学校から進学してくる生徒と一から人間関係をスタートすることになり、不安が大きくなる
・いじめも陰湿化
・勉強がより難しくなり、ついていけないと感じるようになる

 

親や社会のプレッシャーが痛い⁉「中3の壁」(つまり受験!!)

「中3の壁」というのは、私が作りました。知りあいの娘さんが中3の秋に不登校になってしまい、中3の大変さを実感したんです。これが親が子どもの進路選択に関われるほぼ最後の機会ですしね。

・受験勉強がはかどらないストレス

・受験勉強や進路選択のプレッシャー

 

壁シリーズ、たくさんありますね(汗)。
自分が子どもの頃辛かったと記憶しているのは「小1の壁」と「中3の壁(受験)」です。ただ息子とは個性も時代背景も環境も違いますし、彼がどう感じるかは全くわかりません。
一つ言えるのは、壁が良いきっかけになる場合もあるということ。
あまり気にし過ぎずにいきたいですね。

母の仕事はいつから始める?

私は、外で決まった時間働けるようになるのはまだ先だと思っています。
外で仕事を開始する時期について、ポイントだと思っているのが次の点です。

これができたら外で働ける?

〇 親の手を借りずに身支度・明日の準備・宿題ができる
  (宿題は外部委託も可)

〇 学校からの帰宅時間が遅くなる

親の手を借りずに身支度・明日の準備・宿題ができる

親が仕事で時間的にも精神的にもゆとりがなくなるので、せめて子どもには自分の身の回りのことができるようになってほしいです。息子の場合、基本的に一人でやる習慣は身についているものの、まだ時間の意識が薄く、親の声がけがないと時間内に終わらせるのが難しいです。
宿題も、一人でさっと終わらせることもあれば、親がついていてもなかなか取り掛かれなかったり進めなかったリすることもあって、ムラが激しい。
ただ、入学当初から比べたら目覚ましく成長しているので、数年後にはほぼ一人で進められるようになっていくと思います。

学校からの帰宅時間が遅くなる

2年生の現在、週1日の6時間授業の日を除いて、15時前には帰宅しています。4~6年生だと週4日が6時間授業で15時40分以降になるとのこと。なので、もちろん午前授業の日や長期休みをどうするかの問題はありますが、外に働きに行くのであれば帰宅時間が遅くなる4年生以降が一つの目安かと思います。

とはいえ、あくまで息子の成長・様子次第なのであまり具体的な目標にはしていません。仕事で疲れて息子の支援を怠ると、学校への不適応により不登校になるリスクも高くなります。そうなると外で働くのは結局やめざるを得ないからです。

まとめると、息子の時間管理能力が育ってくる4年生頃以降で9時~14時以内の仕事(長期休みは塾利用)というのが妥当かなと思います。週5じゃなくて、週3~4ならなおいいですね。

まとめ

息子が入学後の後日談をまとめました。

私は息子の保育園時代は、仕事で疲れ果て、何から何まで保育園の先生にお任せだったダメ母でした。なので、小学校では少しは息子の役に立てているのではないかな?と思っています。

しかし、この先息子が中学校を卒業するまでの間は約7年間!
こんなに長い間に子どもと一緒に乗り越えないといけない壁が、また何度かやってきます。

だからといって育児をメインにして自己投資やキャリアをストップさせるのはあまりに時間がもったいない。

嵐のような小1の壁が過ぎ去った今、子どもや家族の幸せと平行して積み重ねられる自分のキャリアについて考えはじめたところです。