FP知識が育児に役立ち過ぎているという話。

FP知識と教育費




FP(ファイナンシャル・プランニング)の知識は、仕事だけでなく、家庭でも十分生かせます。

私も最近では「小1の壁」を我が家なりに乗り越えるのに一役買ってくました。
このページでは、育児の中でFPの知識が役立った私の経験と、FP知識がどうしてお金の不安を解消してくれるかについてお伝えしたいと思います。

小学校入学でいったん仕事を辞め、育児に専念することを決断

私は現在小学2年生の母で、仕事はしていません。
息子が就学するまで働いていましたが、息子のキャラクター・我が家の環境、私の性格などから、子どもが小学校1年生から数年間は、収入を犠牲にしても育児を手厚くした方がいいと判断したからです。

ただ、育児のために仕事をしない、という決断をする母は世間では少数派だと思います。今はワーキングマザーが多いイメージなので、実際どのくらいかとデータを調べてみると、2021年の調査では仕事をしていない母親は、24.1%でした。これは小1~小6の児童全体の数字なので、低学年に絞ったらもう少し上がるかもしれないけれど、約4分の3が仕事を持っていることになります。

↑「児童のいる世帯における母の仕事の状況ー2021年(令和3年)国民生活基礎調査結果より

 

なぜ不安なく「働かない」選択ができるのか

そんな中、どうして世帯収入が平均よりも低い我が家で、私が息子の就学と同時に「働かない」という選択をすることができるのかー。それは、我が家の場合、数年働かなくても、その後の家計に大差がないことがわかっているから。

FP知識がなく、ライフプランニングをしていなければ、私は焦りと不安から、迷わず働き続けることを選んだと思います。

息子は特性があるので学童は厳しいとしても、放課後等デイサービスを利用すればフルタイムに近い働き方もできないことはありません。息子の勉強や心のケアが必要とわかってはいても、この先のお金の不安の方が大きければ、私は働いていたと思います。

FP知識がなぜお金の不安を解消してくれるのか

ではなぜFPの勉強をすると、お金の不安がなくなるのでしょうか?
ポイントは、FPが行うライフプランニングにあります。お金の漠然とした不安が解消され、新たな問題点が浮き彫りにされることもあります。ライフプランニングの効果のいくつかを紹介していきます。

どのぐらいのお金が必要かわかる

ファイナンシャル・プランニングでは、現在から亡くなるまでのライフプランを設計します。

家族の年齢やライフイベントにより年間に必要な金額は変わるので、この先待ち受けているライフイベントと、必要なおおよその金額を知ることができます。

例えば、教育費で言えば、まとまった金額が必要になる時期がわかるので、そこに向けていつからいくら貯めていけばいいか計画を立てることができます。

また、老後資金については、老人世帯の消費傾向なども考慮しつつ支出額を予想していくので、特別贅沢をしようと思わなければ、消費は縮小傾向になると気づくことができます。

 

もらえるお金、増えるお金に気付く

支出だけでなく、児童手当や年金など、国から支給されるお金や、優遇される税制などについてもライフプランニングをする中で知ることができます。

また、FPでは、投資による資産運用も学ぶので、少額であったとしても投資を続けていくことで”お金が増えていく”という実感を持つことができるのもメリットだと思います。数年単位では微々たるものであっても、30年、40年という単位で見たときにまとまった金額になるので、そういうお金も念頭に置きながら収入の目安を決めることができます。

 

可視化される残りの命。取り戻せないのはお金か、時間か

ライフプランニングは、必要なお金を明確にする一方、自分の命が限りあるという事実も改めて突き付けてきます。なぜなら、ライフプラン表を作成するとき、自分の今の年齢から90~100歳ぐらいまでの年齢を表にするので、自分の生存期間が嫌でも可視化されるからです。

私はFP受検のためにはじめて自分の家族のライフプランニング表をつくったとき(当時36歳)、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。
「健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の平均は75歳と言われているから、健康でいられるのは39年。私が自分で桜を見に行けるのは、あと39回だけか・・・」
今まで春がくることも秋がくることも、当たり前のように思っていたんですが、決して当たり前ではないと気づいた瞬間でした。

命の残り年数を考えたとき、お金と時間の優先順位が変わってくるのは間違いありません。。。

お金の不安が解消されたら、できること

FPの知識によって、お金の不安がなくなると、どういうメリットがあるのでしょうか。精神的に余裕ができることはもちろん、以下のようなメリットがあります。
みんながやっているからなんとなく自分もやる、ではなく、本当に自分のしたいことをできるようになると思いますよ!

自分らしい選択

お金の不安が解消されると、選択肢が増えます。
「お金がないから働かないといけない」という思い込みによって見えなかった新たな選択肢が自分の目の前に現れるからです。

私であれば、最初は「仕事をしながら育児する」ことしか見えていませんでした。でもFPとして考えて「ここ数年だけだったら仕事をせず、息子の勉強をじっくり手伝ったり、一緒に好きなことをたくさん経験する」こともできることがわかりました。2つの選択肢から、より自分の価値観に合った、自分らしい選択をすることができたと思います。

 

後悔の少ない人生

私は今までの人生で、「この時間、無駄だな」と思いながら仕事に従事する時間が、一番苦痛でした。
自分が意義があると思えることに費やす時間をどれだけ増やすことができるか。
それが、自分にとっては後悔の少ない人生につながると感じています。

たった一度きりの与えられた人生なので「あのとき、あんなに無為な時間を過ごさなければ良かった」という後悔をもう二度としたくありません。

育児ももちろんそうですし、それ以外でも後悔のない人生のために選択肢を増やし、自分にとって最適な選択ができるよう心がけていきたいです。

 

かつての私のように、お金を理由にやりたいことをあきらめたり、何かを犠牲にしている人には、FPの勉強がおすすめです。きっと道が開けていくと思います。