この春、1歳から5年の間保育施設に預けてきた息子が、保育園を卒園し、小学校に入ります。
卒園式へのカウントダウンが始まっている今、私の胸に去来するのは、5年間の育児の大変さ(汗)
そして、働くに際し、息子を保育園に預けて本当に良かったという、5年前の自分の判断に自分で感謝する気持ちです。
(息子の頑張りに感謝する気持ちは二の次!?)
働くママの増加で、保育園の倍率が高かったり、今は幼稚園でもほとんどのところで延長保育はあると思うので、これから初めて子どもを預けて働こうとしているママの中には保育園にするか、幼稚園にするか悩む人もいるのではないでしょうか。
私の振り返りが、そんな方達の参考になれば幸いです。
目次
結論。保育園に預けて正解だった。
私自身は専業主婦の母親に育てられて、幼稚園に通っていたので、息子を保育園に預ける際、不安でいっぱいでした。
その不安とは具体的には、
・保育園って親の愛情に飢えた子どもたちばかりで荒れていそう。。。
・幼稚園と違ってお勉強を教えてもらえないから、子どもがおバカさんになってしまったらどうしよう。。。
というものです。
今となっては、まあ、ひどい偏見だったなと思います💦
結論として、上記は全くの杞憂であり、保育園を選んで大正解でした。
どういう風に違っていたかというと、親の愛情に飢えた子たちが多くて暴れたりしていそう・・・と私は心配していたのですが、
保育園児の親、と一口に言っても多種多様で、私のようにいつも4時~5時前に迎えに行くような、預け時間が比較的短い家庭もけっこうあったり、お迎えがおじいちゃんおばあちゃんで、親がいなくても夕方以降の時間をしっかりフォローしている家庭もあり、本当に激務でお迎えが連日夜7時過ぎで、子どもに全くかまってあげられない、というような家庭は、私の利用していた保育園ではごく少ないようでした。
私から見た子どもたちの様子も、特別変わった様子はありませんでしたし、息子の話を聞くと確かに暴れん坊の子もいましたが、それは保育園だからというよりも、もともとやんちゃな子であったのが、下の子が生まれてお母さんが忙しくなったためにストレスがあるのかな~、ぐらいで、幼稚園だったとしても、クラスに何人かは必ずそういう子どもはいるので、保育園だから、という理由には結びつきませんでした。
そして、子どもがおバカさんになるかも・・・も、それは私がおバカさんでした(笑)
確かに保育園では、国語、算数は教えてはくれませんが、絵本や工作の時間はたっぷりありますし、基本的な生活習慣(手の洗い方、歯磨きの仕方、お箸の持ち方、食器の並べ方)やハサミの使い方、お友達との仲直りの仕方だとか、小学校入学前に身につけておくべきことを、しっかりと見につけさせてくださいました。
子どもは自然と、年中頃から数字や文字に興味を持ち始め、年長の今では数を数えたり、簡単な足し算引き算をしたり、ひらがなもたどたどしいですが、書けるようになりました。
なので、保育園に入れたからといって、小学校入学時に勉強面で不利になる、というのも違うんだな、ということを身をもって知りました。
さて、次から保育園に預けて良かった点を具体的に書いていきます。
メリット①保護者の負担がとにかく軽い
毎日、毎週の持ち物の量が少ないこと、行事は園主体で行ってくださり、保護者負担はほとんどないこと。
何といってもこれが嬉しかったです。
毎日の持ち物はコップとお箸セットとおしぼり2枚、毎週1回がお昼寝ふとんと歯ブラシでした。
持ち物はその園によって違いがあるとは思いますが、幼稚園はもう少し年間通して準備するものがあるのではないでしょうか?
また、行事に関しては保護者完全ノータッチで保育園側でおゆうぎ会など子どもたちの成長を見せてくれる機会を設けてくださったので、本当にありがたかったです。
メリット②保育園とは、子どもを預けて働く罪悪感を全く感じさせない場所
朝の登園時によくある風景。
母と一緒にいたくて泣き叫ぶ子どもを、満面の笑顔で受け取ってくれる保育士さん。
お迎えの時間は、子どもの1日のうちで「できたこと」「がんばったこと」を伝えてくれる保育士さん。
ネガティブなことや親の手間が増えるようなことは極力言わないようにしてくださっているのがわかります。
子どもを置いていくのは、いかに仕事とはいえ、辛くてやりきれないのが親。
そして世間からも「あんなに小さい子供を預けて・・・」というような声が自分に向けられているように感じるのですが、
保育園の先生方は、そんな親たちの申し訳なさや後ろめたさを吹き飛ばして、むしろ仕事に行く背中を「頑張ってください!」と押してくれる存在なんです。
保育園の先生方は、親と一緒に育児の半分を担うのが使命と思ってくださっているんだな、と心の中で常に頭を下げている私でした。
ただでさえ孤独になりがちな育児中、強力な味方を得られて、本当に心強く感じました。
メリット③異なる年齢の子どもたちと自然と交流できる
保育園はそもそも赤ちゃんから年長児という幅広い年齢の乳幼児がいるので、普段からいろいろな年齢の子どもと接する機会に恵まれています。
どれだけ異年齢児と交流の機会があるかは、その保育園の方針によりますが、息子の行っていたところでは、朝は集団保育だったので、自分より歳の大きな子や、逆に小さい子とも一緒に遊ぶ機会があって、大きな子からは遊びや行動に刺激を受け、小さな子にはお手伝いをしてあげたりと、それぞれで関わり方を学ぶことができたのが良かったと思います。
早生まれで、ずっとクラスの末っ子状態だった息子が、年長になったとき、先生から「私が手を離せないとき、〇〇くん、小さな子と一緒に遊んでくれて、助かりました」と言ってもらったときは、とても成長を感じました。
デメリットもないわけではない
もちろん、保育園のデメリットと感じたこともあります。
・保育士さんたちがシフト勤務のため、責任の所在があいまいになることがある
朝から夕方、あるいは夜までと保育時間が長いので、一応クラスごとに担任は決まっているものの、1日中担任がクラスの園児をみているわけではありません。
みてくださる先生が1日のうちで変わるのは当たり前なので、あるとき息子が軽い怪我をしていて、そのことを聞いたことがあったのですが担任の先生に「私はいなかったのでわかりません」と言われたことがありました。
一応先生たちも引き継ぎノートで引継ぎ事項を共有しているようでしたが、なかなか難しいところがありました。
保育園のやり方にもよるとは思いますので、不安な方は入所の際に確認してもいいかもしれません。
・ママ友のつながりができにくい
幼稚園だと、保護者参加の行事を通して、自然とママ友ができると思いますが、保育園だと、それがありませんし、そもそも働いていたり下の子の育休だったりで忙しいママが多いので、登園・降園時にも話す機会がなかなかありません。
習い事の情報とか、就学準備のこととか、気軽に聞けるママ友ができにくいのはデメリットだと思います。
ママ友のできやすさでは、断トツに幼稚園に軍配が上がりますね。
”とりあえず就学まではずっと働く、そして助けてくれる人は夫しかいない!”という私にとって、保育園はまさに最適な選択でした。
悩んでいる方も、勇気を出して一歩踏み出すと、新しい世界が開けるような気がします♪