発達障害児親子に捧ぐ…学芸会、音楽発表会の乗り切り方。

発達障害児の音楽発表会




学芸会や音楽発表会期間中は特に、発達障害特性のある子どもの学校トラブルが増える。おまけに風邪やインフルエンザで大きく体調を崩すことが多い。。。

我が家も小学校入学から3年間、学芸会シーズンになると子は疲弊、親は憂鬱が続いて親子とも疲労感MAX。
そこで経験をもとに、対策を立ててみました。
来年はこのシーズンの負担を半分に減らせる、、、はずです。

発達障害児の我が子と学校の行事との相性の悪さに悩んでおられる親御さんには、ぜひ読んでもらいたい記事となっています!

学芸会、音楽発表会は発達障害児にとって鬼門!

運動会や学芸会などの全校行事、学年行事は、学校生活につきもの。
息子の学校の学校行事の特徴として以下のような状態です。
・整列、群舞、合奏など”周りに揃える”ことを指導される
・およそ1ヶ月、長い場合は1ヶ月半にわたり、練習が続く
・1日のうちで、2時間近く行事の練習に費やされる日(通し練習などで)も多い

おそらく、学校行事でも保護者が観覧する運動会や学芸会は、学校側が特に力を入れるからだと思われます。
しかし、このような、集団に ”合わせる” ”整然とさせる” 運動会や学芸会は、まるで軍隊の訓練
周りに合わせることが苦手な発達障害児にとっては、地獄のような時間でしかない。
この時期に学校トラブルが頻発するのも、当たり前なのです。

練習期間中の1か月間はこう過ごす!

就寝時間をいつもより30分早める

練習で疲れている、という自覚が本人になくても、実際は疲れているので、本番までの約1か月間、いつもよりも早く寝かせるようにしましょう。

今年は先生が上手に指導してくれているから、、、
今年は負担のない役にしてもらったから、、、


いやいや、そんなのまやかしです。
いい加減、目を覚ましましょう。
発達障害児にとって学校の行事が、負担の少ない年なんてありません。
毎日1~2時間、学校の中で発表のために規律正しい集団行動を強要されているのです。
疲れないと思いますか?

いつもの習い事や家庭学習は、休むか減らす

学校活動で使うエネルギーが大きい時期なので、放課後の習い事や、家庭学習をやめるか、減らしてあげましょう。
私は何も考えず週2の習い事を続けさせた年、息子(小3だった)は発表会直前に風邪でダウンしてしまいました(早めに寝かすなどの対応もしていませんでした)。
体調を崩しているから休むのではなく、体調を崩さないため(予防のため)に休む。
ルーティーンを休ませるのは勇気のいることですが、練習期間中に体力を使い果たしては逆効果。
本番で力を出せるように、事前に頑張り過ぎないことを心がけましょう。

ストレス発散を意識する

この時期、週末のストレス発散や気晴らしは、特に意識してやった方がいいと思います。
ムリして遠くにお出かけする必要などはないけれど、家で、子どもの好きなことをいつもの倍させてあげる、など。
平日の行事の練習で凝り固まった心の緊張をほぐすには、たっぷりの睡眠の他に、ぼーっとする時間や大好きなことに没頭する時間が必要です。
大人だって、残業したらご褒美に美味しいもの食べたり、趣味に時間を費やしたりしますからね。

”自分のからだは自分で守る”と小学生から教えよう

学校は行事の練習を「子ども達の負担にならないよう考えて、無理のないスケジュールでやっている」と言うでしょう。
でも、その”子ども達”に、一部の子どもは入っていません。
だから、自分で自分を守らないといけないのです。

サボるのではなく、人より多く休むことで自分のからだを守ることができることを小さいうちから家庭が教えていきましょう。