歳をとることの何が辛いかというと、一つは体力的な衰えを痛感することですが、もうひとつは、自分の先が見えてきて、若い頃のように自由な夢を抱けなくなってくることだと思います。
私は30代半ばくらいから、自分の限界についてうすうす感じ始め、「このままだと一生〇〇しないで終わってしまう」という焦燥感がだんだんと増えてきました。
出産したのも、思い切ってローンを組んでマンションを買ったのも、そういう焦りが背中を押したのがあると思います。
若い頃は漠然と、将来自分は何でもできる、と思っていました。体力も時間も無限のように感じていたから。
でも中年となった今、これからは、体力を維持していくことだけで精一杯の時期が確実にやってくることがわかります。
今、自分のやりたいことを100%体現出来ているというかというと、そうではないし、幸せだと思う部分もあるけれど、もっと幸せになれる余地もあると思う。
そして、今後10年の過ごし方が、老後の自分の在り方の鍵を握っているというのも、わかる。
お金だけでなく、運動や仕事、といった生活習慣にしても、今コツコツと築きあげることで、リタイア後の生活の幸福度が変わってくると思う。将来、自分が幸せであることは、将来の自分の周りにいる人たちをも幸せにすること。
今、ハアハア言いながら育児と仕事をこなしているけれど、欲を言うと、毎日何か一つでも新しい挑戦をして、昨日の自分を1%変えることが理想。その1%が積み重なって、1年後、3年後には、将来の自分像に新たな可能性や選択肢が見えてくることを目指したい。
このまま、今のレールに乗っていれば幸せな老後、、、そういう安泰な中年もいいけれど、私はまだまだ(秘かに)攻め続ける中年でありたい。若い頃のような派手な行動力はなくても、少しずつ踏み出すことで、20年後には全く違う景色が見られるかもしれないから。これはまだ野心がある、というのでしょうか。
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