かねてから気になり、一度食べてみたいと思っていたパトリック・ロジェのショコラを、2019年のバレンタインにお取り寄せしました!
レビューをどうぞ💛
目次
サロン・デュ・ショコラか、高島屋の通販で、バレンタイン時期しか買えない”パトリック・ロジェ”
そもそもなぜパトリック・ロジェを私が知ったかというと、芸能人の方がテレビで紹介しているのを見たのがきっかけ。
大のショコラ通という楠田枝里子さんが「別格」と評し、パリ在住の中村江里子さんが「まだ日本では買えないけどとっても美味しいので」と紹介しているのを見て、
へ~、そんなに美味しいんだ。
・・・こりゃ一度食べて見るっきゃない!!
しかし、どうやったら手に入るのか、やっぱり選ばれたセレブしか食べられない高級かつ手に入りにくい品なんじゃ。。。
そんな疑念も頭によぎりつつ、調べてみたら、なんと地方在住の小市民の私にも手に入れる方法がありました!(2019年2月執筆時点)
それは、サロン・デュ・ショコラか、高島屋の通販。
パリ発、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2019」に出品するので、この会期中なら買えたんです!
ただし、この催事は、日本全国のうち東京、札幌、名古屋、京都、福岡、仙台の6都市のデパートで、バレンタインデー前の1~2週間の開催と、けっこうハードルが高い!
さらに、人気の集中するショコラは販売数があらかじめ決められて、争奪戦になるため、デパートの開店前から並ばないといけない!
ひょえ~ですね。
セレクションボックスと違い、パトリック・ロジェのショコラは整理券こそ必要なかったんですが、ドーム型ショコラの9個入は30点限りでした。
30点は、恐らく開店前から並ばないと購入が厳しいレベルではないでしょうか。1人で何箱も買う人もいるだろうし。
というわけで、今年はサロン・デュ・ショコラに出店されたので、仙台在住の私には買うチャンスがありましたが、、、
なんと子どもがインフルエンザになり、看病のため1週間家に缶詰になってしまいました💦
やっと外出できるようになった頃には仙台のサロン・デュ・ショコラ開催初日から数日が経っていたので、もう絶対、売り切れている。。。
がっくり肩を落としましたが、「そうだ、ここは何としても食べてみたいから、通販で買おう!」と決意。
高島屋のオンラインストアで”パトリック・ロジェ”のドームを購入。
高島屋の通販でパトリック・ロジェのショコラが購入できることは、ネット検索でわかっていたので、早速高島屋のオンラインストアを見てみると、
あったー!!
私が食べてみたいドーム型の「アマゾン」を含む詰め合わせ(9個入)が!
サロン・デュ・ショコラと個数は同じで種類が1種類だけ違う種類のようですが(値段もサロン・デュ・ショコラより1,000円くらい安い)、
すかさずオンライン通販の新規登録をし、購入へ。
ちなみに私が注文したのは2月5日で、「バレンタイン届け専用」ということで配達日を2月14日までのいずれか選べるようになっていました。
2月14日にはすでに商品の表示がなくなっていましたから、パトリック・ロジェはバレンタインの時期だけに取り扱う商品だったようです。
まだ日本に直営店はないようですから、あとはもう今年いくら「パトリック・ロジェのショコラが食べたいっ!!」と思っても、フランスに飛んで買ってくるか、フランスに旅行に行く人にお願いして現地で買ってきてもらうかしかありません。
自分で行くとなると、飛行機代、あな(ANAとかけているわけではない)おそろしや~
というわけで、9個で税込み7560円(送料324円含む)で、換算すると1個 840円にはなるんですが、本来ならばフランスに行かないと食べられないものだということを考えると、そしてショコラを愛し、追究する身として、今回限り勉強代として、と考えると、私的にはあり、かな。
100円で美味しい日本のチョコレートが買えるのに、なんでそんな高級チョコに大枚をはたくか信じられない、という意見も、十分理解できますが、高級チョコは普通のチョコレートと、もはや違うジャンルなんですよね。
まるでアート。1個ずつ違うマーブル模様に魅せられる
指定日にちゃんと届いた”パトリック・ロジェ”。
高島屋のエレガントな薔薇の紙袋に入って届きました。
中を開けてみると、黒い缶のケースとブルーの紙袋が。



ケースを開けてご対面!
おお、肉眼で見ると、さらに美しい表面のマーブル模様!
宇宙から見た惑星のようで、神秘的です。
おまけにマーブル模様が全て違っている!
大量生産ではない、手作り感、ひとつひとつが主張する個性を感じます。
思い描いていたよりは小ぶりですが、高級チョコとしての風格は、流石。
威風堂々たるものがあります。

肝心のお味は?
念願のライム味の「アマゾン」をついに食べるときがやってきました!
思っていた以上にずっと小ぶりなチョコ(半円状ではあるが、半円よりも厚みはない)なので、ぱくっとひと思いに口に入れると、
ドーム状の一番上の薄いチョコレートの部分がパリッと割れて、中からライムのエキスがいっぱいに入ったガナッシュが溢れ出してきます。
口の中は一気にライムの楽園に♪



私が驚いたのは、やっぱりドームの繊細さ(=技術力)でしょうか。
こんなに薄くチョコって成型できるのか!
そして外側がそこまで薄く繊細だからこそ、爽やかなガナッシュが瞬時に口の中に広がるんです。
柑橘のガナッシュというのは上手に作るショコラティエはたくさんいると思いますが、口の中に入れた直後の、この一気に広がるスピードはパトリック・ロジェしか表現できないものかもしれません。
楠田枝里子さんに”旨みの粒が口の中ではじけ飛んだ”と言わしめたこのショコラですが、この「はじけ飛ぶ」感覚を作っているのが、もちろんガナッシュ自体の美味しさもさることながら、外側のショコラの、ビターなテイストであったり絶妙な薄さなんだろうと思います。
外側と中身のコントラストについて、練りに練られた逸品、という感じがしました。
作り手の知性や巧緻性をうかがい知ることができますね。
黒っぽい緑は「スダチのガナッシュ」で、こちらもライムの「アマゾン」同様、柑橘系のフレーバーなので、アマゾンによく似ていました。
赤いショコラは「ハチミツと塩バターキャラメル」のフレーバー。
キャラメルが全面に押し出されていて、私には少し甘みがくどい感じがしました。
(私はハチミツ系や練乳系の甘味は濃厚でも好きだけど、キャラメル系は苦手です。好みなんですね)
来年パトリック・ロジェの同じアマゾンを買うかというと、多分、買わないと思います。
なぜなら、アマゾンはガナッシュを味わうタイプで、ショコラ自体(特に私の好きな甘いミルクチョコレート)を存分に味わえる商品ではないから。
なので、ロジェの四角いボンボンショコラは食べてみたいです。
私のショコラ道はまだまだ続く(*^-^*
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